これからの時代、なぜ日本人が投資を始めるべきなのか?

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投資・金融
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「老後のために投資を始めるべきだ」なんて話をよく聞くようになりましたが、投資ってなんとなく難しそうだし、リスクも怖いというイメージを持っている方も多いですよね。特に日本では、まだまだ貯金一筋という人も多いです。しかし、今の日本の経済や社会の状況を考えると、投資を始める必要性は以前よりも高まっています

この記事では、どうして日本人が今こそ投資を始めるべきなのか、そしてなぜそれが未来の安定につながるのかを、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。

 

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日本の経済構造は変わった:貿易から「投資で稼ぐ国」へ

昔の日本といえば、世界中に製品を輸出し、貿易黒字で稼いでいる国というイメージが強かったですよね。でも、今は少し状況が変わっています。日本はすでに、物を売って稼ぐ国から、お金を投資して稼ぐ国になっているのです。

実際、日本は30年以上にわたり、世界最大の対外純資産国の地位を保っています。つまり、日本政府や企業、個人が持っている海外への投資から生まれる利息や配当金で、かなりの利益を得ているということです。これを「不労所得」と呼び、物を売るよりもお金がお金を生む仕組みが中心になってきているんです。

 

高齢化が進む日本:投資をしなければ生活が難しくなるかも?

ここで、もう一つ重要なポイントが「高齢化」です。日本は世界でも最も高齢化が進んでおり、今後は働ける人の数が減り続けることが確実です。それに伴い、経済成長も鈍化していくでしょう。こうした状況で、どうやって収入を確保すればいいのでしょうか?

実は、トマ・ピケティという経済学者が指摘した「資本収益率(r)が経済成長率(g)を上回る」という法則が、今の日本にぴったり当てはまります。これは簡単に言うと、経済が成長するスピードよりも、資産運用で得られるリターンの方が高いということです。つまり、給与だけに頼っていると、資産を持つ人との差が広がるばかりなのです。

 

老後2000万円問題:年金だけでは安心できない時代

2019年に話題になった「老後2000万円問題」は、多くの人にとって衝撃だったのではないでしょうか。金融庁が発表した報告によれば、夫婦で30年間の老後生活を支えるために、年金だけでは足りず、約2000万円の取り崩しが必要だと試算されたのです。

では、実際の年金受給額はどのくらいなのでしょうか?2021年時点の平均受給額は、以下の通りです。

国民年金のみ(自営業や専業主婦など):約5万円/月
国民年金 + 厚生年金(会社員や公務員など):約14万円/月

これだけで豊かな老後を過ごすのはなかなか厳しいですよね。しかも、将来的には年金制度がどう変わるかもわかりません。年金受給開始が遅くなったり、支給額が減らされる可能性もあります。そんな状況で、自分で老後資金を準備することは今や必須です。

 

投資は怖くない:ローリスクでも大丈夫!

「投資」というと、株式やFXで大きなリスクを取るイメージがあるかもしれません。でも、投資はハイリスク・ハイリターンだけが全てではありません。むしろ、多くの人にとっては、リスクを抑えた「ローリスク・ローリターン」の戦略が適しています。

例えば、つみたてNISAという制度は、少額から始められて、長期で非課税のメリットを享受できる投資商品です。特に初心者にはおすすめで、少しずつでも将来に向けた資産を増やすのに最適です。また、100円から投資を始められる商品もあるので、リスクを恐れずに少額からスタートできるという点も大きな魅力です。

 

投資を成功させるためのポイント:計画的な目標設定が大切

では、投資を始めるときに何を気をつければいいのでしょうか?まずは、自分の目標を明確にすることが大切です。「とにかくお金を増やしたい」という曖昧な目標では、適切な投資戦略を立てるのは難しいです。

たとえば、「10年後の老後資金を作りたい」という明確な目標があれば、リスクを抑えた長期投資を選ぶことができます。逆に、「数年以内に大きく稼ぎたい」というのであれば、もっとリスクの高い投資が適しているかもしれません。しかし、重要なのは、自分に合った投資手法を選び、無理のない範囲で進めていくことです。

 

まとめ

日本は高齢化が進み、経済成長も鈍化しています。これからは、給与だけに頼らず、資産運用で将来の収入源を確保することがますます重要になってきます。また、年金だけで老後を乗り切るのは難しい時代です。今からでも遅くありません。つみたてNISAなどのローリスクな投資方法をうまく活用し、少しずつでも資産を形成することが大切です。

最後に、投資は決して怖いものではありません。無理なく少額から始め、自分に合ったスタイルで進めていけば、将来の安心を手に入れることができます。一歩を踏み出して、未来の自分のために今から準備を始めてみましょう!

 

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