心理学の魅力

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アカデミック
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心理学ってどんな学問だと思いますか?

心理学って聞くと、ちょっと難しそうなイメージを持つかもしれません。でも、心理学は私たちの日常にすごく身近な学問なんです。人の心や行動がどうやって動いているのか、それを科学的に解き明かそうとするのが心理学。実は、1879年にドイツのヴントという心理学者が初めて心理学の実験室を作ったことから始まりました。彼の実験室が大学に認められたのは1885年のこと。そこから心理学が一つの学問として発展していったんですね。

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実は心理学の研究範囲は広いんです

「心理学」ってひと言で言っても、その研究範囲はものすごく広いんです。歴史を研究する分野もあれば、心の病気や障害を研究する分野、さらには学習や記憶について実験する分野もあります。私たちが普段何気なく考えていること、やっていること、その背後にはたくさんの心理的な要素が働いているんですよ。

教育心理学って、ほめた方がいいの?

教育心理学って言葉、聞いたことありますか?これは、先生と生徒の関係を心理学の観点から見て、教育の効果を高めるためにどうすればいいのかを考える分野です。たとえば、ハーロックという心理学者が行った実験では、ほめられると人は学びやすくなるという結果が出ています。一方で、叱ることは初めのうちは効果があるんですが、だんだんその効果は薄れてしまうことがわかったんです。思い当たること、ありますよね?

精神年齢ってどうやって測るの?

知能の心理学の中には、「精神年齢」を測るテストがあるんです。田中ビネー知能検査法って言うんですが、年齢に応じた問題を解いていって、全部正解した年齢に1歳足すと、その人の精神年齢がわかるというもの。なんだかゲーム感覚で面白そうですよね?

記憶ってどうやって残るの?

記憶の心理学も面白いですよ。記憶って、「覚える」「維持する」「思い出す」という3つのプロセスを経ているんです。そして、長期的に覚えていることは、「意味記憶」「エピソード記憶」「手続き記憶」の3つに分かれます。たとえば、誕生日の出来事を覚えているのは「エピソード記憶」、自転車の乗り方を覚えているのは「手続き記憶」にあたります。日常の何気ない記憶も、実はこんなふうに仕組みがあるんですよ。

心理学から何が学べるのか?

心理学は、私たちの心や行動を深く理解するための学問です。どうしてあの時あんな行動を取ったんだろう?とか、どうしてこんなふうに感じるんだろう?という疑問を解き明かす手助けをしてくれます。心理学を学ぶことで、自分自身を知るヒントが見つかるかもしれません。そして、他の人との関わり方にもきっと役立つはずです。

 

用語

・ヴィルヘルム・マクシミリアン・ヴント
1832年8月16日~1920年8月31日
ドイツの哲学者、生理学者、心理学者。 実験心理学の父と呼ばれている。

 

・田中ビネー式知能検査
1947年に心理学者の田中寛一によって発表された日本のビネー式知能検査の一つ。
日本国内で広く利用されている個別知能検査の一つであり、1954年、1970年、1987年に改訂が行われ、現在のものは2005年に田中ビネー知能検査Vとして発表された。

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